間人ガニは、たいざがにと読みます。
ちょっと人間ガニ?って間違えてしまいますね。
このズワイガニは京都の丹後半島、間人港(たいざこう)で、獲れるズワイガニだけにつけることができるブランドガニです。
京都府の丹後半島、最北端経ヶ岬の沖合いを漁場として日帰りで漁をし、獲ったその日に帰港して競りにかけられ食膳に出されるという、そのピカ一の鮮度が売りです。
この鮮度が他のズワイガニとは全然違うので、「どっちの料理ショー」にも出てきたほどの美味しさなんです。
安定した供給ができないため、幻のカニといわれるほどです。
その中でも、大きなものは、京都の有名料理店や、有名旅館などの名物になっています。
ここでは、たった5隻しか船が出ませんから、取れるのはわずかです。そして、2.3時間、船で沖に出た、40キロの沖合いがカニの漁場なんです。この間人ガ二を獲るには命がけです。
真冬の日本海は、時化やすく、吹きすさぶ寒風、激しい荒波との戦いは、大の大人でも壮絶だそうです。
セリは、殺気立っているぐらい真剣な目でチェックされるそうです。
間人ガニのタグは、緑色で、横に長丸いです。凹凸でカニと間人ガニと書かれていています。そして、カニのイラストと京都と書かれていました。
このブランド名、漢字がインパクトがあるせいか、私の身の回りの人で、意外に知っている人が多かったです。
このカニは細かく言うと、松葉ガニの中の最高級のカニなんだそうです。
ややこしいですが、間人ガニのブランド名を落とさないために、厳しいチェックを通ったものだけが、このタグを付けてもらえるそうです。
カニの鮮度がいいまま、市場にもっていけるようになったのは、漁船に冷水機が入ったからです。これによって、カニを捕った後、冷水機に入れて、長生きするようにして、その間に、体内の泥や砂を吐き出させて、泥臭さがとれた甘みのあるカニが食べられる様になったんです。
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